ようやくKUMUKUの常設展示場がOPENして2週間が経ちました。おかげ様で少しずつですが初めてKUMUKUを知っていただけたお客様も増えてきて嬉しいかぎりです。
今回のテーマは「気持ちのいい心地よさ」についてです。
自然素材を使っての家は「身体に優しい」がイメージに強くあると思います。
では、自然素材を使っています、と言われても「へー、そうなんだ」「木目があって雰囲気いいですね」という感じでもはや自然素材を使うことが当たり前になっていて特に気に留めないものになっているかもしれません。
自然素材である木を使うことは調湿性や、目に優しい、香りが脳に与えるいい影響など人の体にとってもメリットがたくさんありますが今回は「触れる感触での心地よさ」のお話です。
その前にちょこっと木の種類について簡単に。
住宅に使わる木の種類は大きく分けると「広葉樹」と「針葉樹」の2種類に分かれます。広葉樹はナラやタモなど木目が美しく硬い木で傷が付きにくいものです。
一方、針葉樹は広葉樹と比べると柔らかく同じように木目が美しい樹種になります。
硬い木の広葉樹は密度が細かくわかりやすくいうと空気の層が少なく、柔らかい木の針葉樹は密度が粗い、空気層をたくさん持つ材種になります。※ほんとに簡単にです(^^ゞ
床材や造作材など、どの部位にどの材種を採用するかは住宅会社によってそれぞれまちまちです。
ではKUMUKUは?
針葉樹のスギやマツを使って家づくりをしています。理由は触れた時の「気持ちのいい心地よさ」を追求しているから。
床でいえば足ざわり、建具の取手、また階段の手すりは日々の暮らし中では毎日、直接触れる部分だから出来るだけ心地のいいものを、です。
そこで今回は、常設展示場に使われているスギの「階段手すり」を、さらにもっと「気持ちよく心地がいい」と感じられるように、私なりに久しぶりの手作業(^^ゞで、ひと手間加えてみることにしました。
カンナかけは小学生の木工教室以来のこと大工さんのやっているのを見様見真似でやってみました。
道具はホームセンターで購入した「ミニかんな」です。手のひらにすっぽり入るミニマムツールですがこれがまたよく削れる!かなり優れものです。
多分、針葉樹は柔らかいのでうまく出来たんだと思います。広葉樹のナラやタモならこんなうまくはいかないかもしれません。なんかめちゃカッコ可愛いモノに思えてきたのがこれです👇


カンナで角を落としてサンドペーパーで磨いてこんな風に仕上げてみました。広葉樹のナラやタモなら同じカタチでも、たぶんヒヤっと冷たい感触があるかもしれませんが針葉樹のスギではそんな感触は全くありません。これ不思議(・_・;)
だらだら書きましたが、お伝えしたいのはこうです。
同じ自然素材、無垢材はどれも同じような木の家かもしれませんが、
実は内装材に使われる木の使い方によって、「住み心地」が随分違うという事。
木の種類をうまく使い分けることによって暮らしの「心地よさ」が大きく変わります。
ファボーレ近くにOPENしたばかりのKUMUKUの常設展示場ではそうした木の家の良いところを存分に体感して頂くことのできるモデルハウスになっています。
通気断熱WB工法の良さだけじゃない、誠実な素材を使って長く愛着をもって暮らせるKUMUKUの常設展示モデルにお気軽にご来場ください。お待ちしています(^-^)

						
					