結婚、出産を期に、または古くなってより快適な住まいにと、また老後の終の棲家として検討されるなどなど、さまざまな事情で住まいを検討されるものと思います。
でも目的は共通、「人が暮らす」ということであり、それが家の「役割」でもあります。
では人が暮らすための家は現在どんな状況かというとこんな感じではないでしょうか。
というわけで家の役割について少し書いてみました。今回もまたまた私なりの偏った(??)見方で書いてみたので、こんな考えもあるんだなぁぐらいの程度で読んでみてください。
家の「役割」を書くにあたり、知ってもらいたいことを少し述べたいと思います。
昔は家を建てると言えば地元の大工さんに依頼するのが当たり前で、そのころは木材と土と紙と石、既製品と言われる建材や樹脂製の製品などは無い時代。
夏は涼しく風通りもよく土壁で調湿性に優れ湿度は安定していて結露もない、カビが生えない暮らしでハウスダストや化学物質に汚染されない、喘息やアトピーなど心配の要らない暮らしでそれなりに快適でしたが、なんせ冬は寒かったです(>_<)・・。
冬は厚着でちゃんちゃんこを着て火鉢や薪ストーブで暖を取る。そんな時代の家がビンテージであり「古民家」の称号をもらい現代でも綺麗な佇まいを残しています。
誠実な素材を使い経年変化の美しい家が、生み出してきたのは良いものばかり、価値のあるものばかりで負の遺産などはありませんがとにかく寒かった・・・。
では現代の住まいは?というと時代の変化に合わせて進化し、IoTなどインターネットの普及で暮らし方が変化し、より便利となっていく事はとてもありがたいことですが、家づくりでいうと、ありがたいことばかりではないようです。
省エネを目的として高気密高断熱化が進む中、結露やカビ、それが原因で喘息やアトピー疾患など患者が増加の一途をたどることや、大きな地震で耐震性能を備えていても何年も経過するうちに壁の中、木造構造が壁体内結露で腐食してしまっていて倒壊してしまうこと、昔の家は冬寒かったけど新しい家は断熱材げ蓄熱することから夜にも熱が放出され逆に夏が暑くて寝る時もエアコンをかけっぱなしなんてこともあるようで。
でも冬はとてもとても暖かく快適。良いところも悪いところも、昔も今も一長一短で家の役割を完璧に果たせていないように感じます。
家の「役割」とは人が住むためのものです。
これに尽きます。
住む人(家族)が健康に暮らし、お財布に優しく(省エネ)で永く続くローンの返済中に地震が起きても家族を守ることが出来て、ローンを完済してもなお、永く住み続けることが、何よりも大事な「家の役割」であると私は認識しています。
すべて「目に見えない」家のつくり方の部分。完成してからではわかりません。
これを実現するためにはちゃんと正しい家のつくり方があることを知っていただきたいと思います。富山の風土にあった家づくりだから大丈夫。
自然素材で仕上げれば空気がきれい、・・・実は全然違います。
家が役割を果たしたうえで、住む人の個性が生かされ満足し、住むほどに愛着が沸く、気持ちよく暮らせる。ちゃんと根拠があります。
詳しくお知りになりたい方は私を訪ねてきてください。通気断熱WB工法が家の役割を叶えてくれます。