2月19日㈬、長野県上田市の「い内科クリニック 井益雄院長」を訪ねてきました。井先生の病院にはシックハウスが原因となる疾患、喘息やアトピーを持つ患者さんがたくさんお見えになりますが特に現代の住宅事情に原因があると指摘されている先生です。
私と井先生との出会いは、今から15年ほど前にさかのぼります。
当時私がWB工法取り扱い代理店((株)田島木材)に勤めていた頃「富山WB会」の事務局を運営していて、一度「住まいと健康」をテーマに室内の空気環境とぜんそく、アトピーの関連性などについて富山で講演していただいた経緯があります。
何度も繰り返しにはなりますが、
通気断熱WB工法の特徴は、透湿壁で化学物質を室外に排除することで健康に暮らし、形状記憶合金のバネが開閉することで夏の通気性と冬の保温性兼ね備えた省エネ住宅であり、その上、構造躯体の通気構造であるがゆえに家が長持ち、長寿命住宅である特性を3つ兼ね備えています。
その中でも特に特に、強調したいのは健康に対してはとても大きなメリットがあると確信しています。
人が暮らす家だからもちろん省エネに暮らすことは大切です。高品質な断熱を使って隙間無く高気密で作ることは言うまでもなくその結果、家じゅうが温度ムラなく過ごせることはヒートショックが軽減され、その意味では「健康住宅である」ことは誰しも納得のいくところです。
でも果たして「健康住宅」の定義はそれだけでしょうか?
家の中の温度ムラの解消だけでいいのでしょうか。
私はもう一つ重要なことは空気の品質が健康にかかわる重要なものだと考えています。
なぜなら人体に取り込まれる食べ物、飲み物は成人で1日に2~3㎏、空気は食べ物の4倍~6倍、10倍とも言われているからです。
喘息やアトピーなどアレルギー疾患を持つ人は食べものに気を遣い、アレルギーを起こさないよう食すものを目でみて判断、選別します。衣類も綿を着るようになり、病院からクスリをもらって抗体を抑えています。
また、当然ながらアレルギーを持つ人も、そうでない人も誰しも家の中で生活しなければなりません。
現代の住宅は高気密で換気がされているとはいえ、家じゅうくまなく効率よく換気されいるか?、
よどみがないか?
換気フィルターの交換は定期的に交換や清掃されいるか?
では、自然素材を使って家を建てれば室内の空気はきれいになるか?そうではありません。
素材に調湿性があれば湿気を吸ってくれますが室内の湿度が乾燥すれば自然素材から湿気は放出され、同じく化学物質も放出されます。
なので室内の仕上げ材だけでは空気汚染の改善、解決にはなりません。必ず換気が必要です。
WB工法で自宅を建築された井先生からのお話は喘息やアトピーなどアレルギーの原因(アレルゲン)となる抗原をいかに減らすことが重要であることを伺いました。
WB工法では湿気と化学物質は昔の土壁の原理の現代の特殊な透湿壁によって常に室内の空気の浄化をおこなっています。もちろん24時間換気に頼らずとも、換気フィルターのメンテナンスをしなくとも。喘息やアトピーの症状が改善に向かうよう、そして新しい家にすんで病気にならないよう「予防医学」といった目で、これから新しく家族となり子育て始める人たちに高い品質の空気をこれからも提供し続けていきます。
近いうちに井先生とライブでの対談を発信する予定です。楽しみにしていてください。

長野県上田市の「い内科クリニック」

WB工法開発元のウッドビルド代表取締役の寺島社長も駆けつけてくれて一緒に話を聞かせてもらいました(^-^)

