つい先日も北海道の根室半島沖で震度5弱の地震があったと報道がありました。日本の至るところで地震が発生し、中でも南海トラフ地震は近年30年以内に80%の高い確率で起こるとも言われています。
このことからも住宅の耐震性能はより高くなりお客様にも耐震構造をしっかりお伝えする住宅会社も増えてきました。
もちろんKUMUKUでもわかりやすくご説明しています(^-^)
耐震構造は筋交いはもとより耐震金物や、耐力面材、耐震パネルなどは当たり前ですし、地震の揺れを制御するとして高減衰ゴムや金属を使った制震ダンパーも広く普及する当たり前の時代にもなりました。
分かりにくかった耐震性能は「等級1、2、3」に表記され構造計算、許容応力度計算による数値化したもので構造の強さがより厳密に求められるようになり、これから住宅を取得される皆さんも判断しやすい環境にあると言えます。
これらは地震の多い日本であるがゆえに今までの大きな地震の被害を教訓として改善されてきたたまものであり、高い耐震性能は住宅がちゃんと備えていないといけない当然の必須性能となっています。
では、ここからが本題です。
地震はいつ起きるかわかりません。新築したばかりの翌日に起きるかもしれませんし、15年後かもしれないし、住宅ローンがようやく終わる35年、40年後かもしれません。
実際のところ誰もわかりません。
その高い耐震性能はいったい「いつまで維持できますか?」という事。
何十年も先に来る地震に備えられますか?という事です。
自動車も新車で買っても古くなると足回りが弱ってきたり、家の外構にある木製デッキは数年メンテナンスを怠るとボロボロ、足をおいたら崩れてしまう、それは自然なことで「経年劣化」といいますが、家も同じように長い年月のうちに経年劣化していきます。残念ながら人が作ったものは必ず劣化していきます。
新しい住宅は耐震性能の数値通り、とても強い状態なのはだれしもが理解できますが、では何年維持できるか?それがとても重要です。
特に北陸では高温多湿で、平均湿度の高さ日本一の富山市での家づくりです。外からの湿気と、家の中で生活から放出される湿気。更に家の構造に使われる木材にも、もともと水分を含んでいます。吸ったりはいたり繰り返す、調湿性持つ自然素材です。
この調湿を無視して、あるいはちゃんと理解せずに家を造ると壁の中が次第に結露を招き木材が腐り、家の耐震構造は朽ちていきます。


右が築15年経過した壁の内部の状態です。繊維系断熱材(グラスウール)を使用していますが決してグラスウールが原因ではありません。調湿できないことが原因です。左は30年経過した壁の内部です。湿気がたまり白蟻の被害があります。
構造、木材の呼吸、調湿をうまくコントロールすることがとても大切です。
現代の住宅は断熱(保温)性ばかり求めるがゆえに気密性を重視し、調湿、呼吸、通気性をおろそかにしている家づくりがほとんどのような気がします。いうなれば冬向きの家、暖かい家が重視されています。
そもそも家は「夏には通気性」で涼しく、「冬は断熱保温性」で暖かくが当然です。でも通気性と保温性は全く逆の相反する性質ですが現代の住宅は断熱保温性の冬一辺倒で逆に夏は暑い住宅になりつつあるように思います。これについては様々な考えがありますのでこのあたりで(^-^)
では、それに対して下の写真はどうでしょうか


15年前に新築した通気断熱WB工法の壁の中の状態です。
となりは拡大写真です。新築の時から変わらず新品の木材の状態をそのまま維持しています。
これは調湿をとことん考えてさらに夏涼しく、 冬は保温性が高まる特殊な通気装置が作動することでとても暖かいWB工法だから実現できる結果です。
この状態を見れば新築の時に説明を受けた地震に対する備え、性能はずーと保証される、そう思いませんか。
富山の家づくりは「調湿なくして、耐震構造は維持できません。」
回りくどくなりましたが、百聞は一見に如かず
このことは新しくオープンした富山市婦中町ファボーレ近くのKUMUKUモデルでご体験、ご見学できます。
KUMUKUモデル ご予約はこちら☛ https://kumuku.jp/modelhouse/kumuku-model/
通気断熱WB工法の驚異の性能をお試しいただけます。
目に見えない部分は「性能」です。性能は健康性能、省エネ性能、耐震性能の3つです。まずは性能をしっかり納得してデザインやプランに時間を費やしてみてはいかがでしょうか。
ご来場をお待ちしております(^-^)

						
					