お家の寿命に大きく関係する外壁の塗装の塗り替えを定期的に行うことは永く住み続けるためにはとても重要です。
今回のリフォーム工事の外壁材は「窯業系サイディング」と言われるものです。厚みは14mm程度の基材はセメント系の素材を固めた板状の外壁を新築工事の際に張ってお好きな色の塗料で仕上げるというもので10年経過したところです。
セメント基材はそのままだと雨など水分を吸いやすいので吸収しないよう塗装で塗膜を作ることで防水機能を果たしています。しかし塗装の寿命はメーカーや種類によって差はありますが一般的に普及しているものでは10年も持たないとされ年月が経過すると色の変化も大きな差が出ますし、何より防水機能が無くなりセメント基材に雨が浸透しやすくなります。冬場に浸透した水分が基材の中で凍ると膨張肥大することで体積が増えることで基材が割れたり、表面がポロポロと剥離する症状が現れてきます。これを「凍害」と言います。そのままほおっておくと大掛かりな外壁の張り替え工事を行うなど想定外の費用も掛かってします。
今回はより長期間メンテナンスフリーとなるよう、建物を一旦洗浄して汚れを落とし、塗料は特に耐候性、耐久性のより高い塗料を選びこの先また永くお住まいできるよう工事を行いました。
もちろん軒裏や雨樋、細かな部分もしっかり再塗装で新築のように仕上がります。